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ロジカルシンキング

背 景
優れた事業戦略や事業計画もそれを担える人材がいてこそのことである。すなわち事業活動の成果の大小は、人材力によって決定されると言えよう。人材力は大きく、思考力、実行力、対人関係力などに分類されるが、事業活動の高度化には、とりわけ思考力、すなわち論理的な思考力を持った人材の育成が不可欠である。

課 題
これまでにもいくつかの論理思考研修を実施してきたが、研修で学んだ知識やスキルがなかなか実際の仕事の現場で使われないことが問題であると認識している。

HRD研修所からの提案導入のメリット
知識も実践されなければ意味が無い。HRD研究所が提案したことは、理論理解ではなく、実践スキルとして習得していただくことである。すなわち、理論解説は最低限にとどめ、ロールプレイングなどの実践を重視した内容を中心にすえることで、参加者に“実践としての成功体験”を実感することで、その後の実践意欲を高めることができる。

研修内容
1) 研修方針

専門的な用語や手法についての知識の多少ではなく、基本的な思考プロセスに沿って、いかに深く掘下げて考えることができるか、を中心に取り組む。これを個人ワークやグループワークによって養う。

2) 研修全体の流れとカリキュラムの概要


事前課題
  • 自身または自部門が抱える仕事上の問題を列挙する。
主な研修カリキュラム
  • 論理思考ツールとしてのピラミッド図を理解する。
  • 根拠の明確な問題解決策を策定する。
  • 論理的な意思決定を行う。

事後課題(ご要望に応じて)
  • 自身が立案した問題解決策の実行と結果まとめ

成果報告
受講者からのコメント
  • 「だれでも簡単に論理的な話ができるのだなと思った。スピーチのロールプレイングではみんなが素晴らしい出来でした。私ももっとがんばります。」
  • 「上司からもっと考えろと言われていましたが、深く考えるという意味と、その方法が分かりました。今までは“悩んで“いただけでした。」
  • 「これまで相手を説得できなかった理由が分かりました。論理的に根拠を明確にしていきたいと思います。」
企業担当者からのコメント
  • 「スピーチのロールプレイングでは、参加者の上達が驚くほどでした。」
  • 「研修内容すべてを明日から実践しろというのではなく、ワンポイント活用という指導は、明日からの参加者の実践度を高めるのに有効だと思いました。」

まとめ

やはり、研修内容の分かりやすさ、使いやすいスキル、という点に評価が高かったようです。
また、ある程度論理思考を学んでおられた方からは、これまでのもやもやが消えたというコメントもいただき、参加者のレベルによらずそれぞれに有効な研修であったということがいえました。
さらに、論理的意思決定プロセスなど会社として共有したいスキルもあったとのことですが、論理思考は単に個人的なスキルではなく、風土として浸透させる必要性も指摘されていました。


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